【更新:12月19日現在 紅葉の状態:見頃終了】



京都と言えば、紅葉や歴史的建造物が作り出す景観を想像する方が多いかと思います。そんな中でも紅葉そして、苔と青もみじで有名な常寂光寺をご存知でしょうか?小倉山の山腹になす常寂光寺で、秋には紅葉の絶景、春にも新緑まぶしい青もみじと、京都ならではの美しさに出会えます。その常寂光寺の歴史や魅力を詳しくお伝えします。
京都 常寂光寺 紅葉(4K) Youtube
常寂光寺は、京都嵐山の駅から徒歩15分、竹林の小径出口から5分の処です。そして境内は歌枕で有名な小倉山の山腹にあり、塀の無いお寺としても名高い名刹です。先ず入口の山門から仁王門までの参道は、まさに「紅葉のトンネル」を為し、仁王門からの山肌にそって連なる階段の参道まで見通すアプローチは紅葉の絶景です。境内の庭園には200余本のカエデが植えられており、秋には全山が紅葉に包まれます。23年度秋、期間限定=本堂・園林堂特別拝観を、昨年に引き続き今年も開催されます。■【期間】2023年11月18日(土)~12/2日(土)
■【本堂特別拝観山納料】500円
■【園林堂御朱印】・期間 2023年11月14日(火)~11月29日(水)300円
■【本堂特別拝観山納料】500円
■【園林堂御朱印】・期間 2023年11月14日(火)~11月29日(水)300円
苔むした庭と散り紅葉



常寂光寺の歴史とは
お寺が出来たのは、今から400年以上も前の事になります。日禎上人の隠遁所として建てられました。隠遁所とは、今で言うと隠れ家的な存在と言えるでしょう。そこから歴史を重ね、今の寺院という形になりました。なぜここに隠れ家を作る事になったかというと、日禎上人は、1595年に豊臣秀吉より千層供養に参加するようにと命を受けます。しかしながら、これに参加する事で、日蓮上人の教えに背く事になってしまう為、参加はしない事を選びます。この豊臣秀吉の命に対しての意見の対立により、日禎上人は本圀寺を出る事となりました。そこで隠遁所が建てられたのです。そこからは力を持つ大名達によって、隠遁所から常寂光寺という寺院へと繁栄を遂げていきます。小早川秀明の力添えによって、安土城客殿をこちらに移し、それが今の本堂になります。

また1620年には常寂光寺のシンボルとも言える高さ12mもの多宝塔が建てられました。この多宝塔は、国の重要文化財に指定され、京都の様々な冊子や写真などに起用される程、今でも多くの人に愛されている建物とも言えるでしょう。
【初夏の京都に色鮮やかに映える「青もみじ」が新たな京都の発見】
常寂光寺でしか見られない青もみじの景色



常寂光寺の御朱印

常寂光寺のアクセス

■時間 午前9時~午後5時 (4:30受付終了)
■拝観料 500円
■駐車場 5台
■拝観料 500円
■駐車場 5台
常寂光寺の周辺も、紅葉の見所多い
天龍寺

京都 天龍寺 紅葉(4K) カエデ・エリシア京都 caede|L’ELISIR KYOTO[Tenryuji, Kyoto Red Leaves]
庭園(曹源池・百花苑)・高校生以上:500円・小中学生 :300円・未就学児 :無料
諸堂(大方丈・書院・多宝殿)・庭園参拝料に300円追加・8時30分~16時45分 [受付終了16時30分]
■行事等により諸堂参拝が出来ない日がございます
法堂「雲龍図」特別公開・一人500円(上記通常参拝料とは別)・9時~16時30分 [受付終了16時20分]・法堂参拝受付は法堂の西側にあります
■土曜日・日曜日・祝日のみ公開[春夏秋は毎日公開期間あり]
■雲龍図(法堂)参拝休止日:2022年1月1日~2日など
諸堂(大方丈・書院・多宝殿)・庭園参拝料に300円追加・8時30分~16時45分 [受付終了16時30分]
■行事等により諸堂参拝が出来ない日がございます
法堂「雲龍図」特別公開・一人500円(上記通常参拝料とは別)・9時~16時30分 [受付終了16時20分]・法堂参拝受付は法堂の西側にあります
■土曜日・日曜日・祝日のみ公開[春夏秋は毎日公開期間あり]
■雲龍図(法堂)参拝休止日:2022年1月1日~2日など
二尊院

京都 二尊院 紅葉(4K) カエデ・エリシア京都 caede|L’ELISIR KYOTO[Nisonin, Kyoto Red Leaves]
拝観料金
一般 /大人(中学生以上):500円小人(小学生以下):無料
一般 /大人(中学生以上):500円小人(小学生以下):無料
祇王寺

京都 祇王寺 紅葉(4K) カエデ・エリシア京都 caede|L’ELISIR KYOTO[Giouji, Kyoto Red Leaves]
嵐山

嵯峨野トロッコ列車

京都 嵯峨野トロッコ 紅葉ライトアップ(4K) カエデ・エリシア京都 caede|L’ELISIR KYOTO[Sagano, Kyoto Red Leaves]
まとめ
常寂光寺の歴史や魅力について、おわかりいただけましたでしょうか?まだまだお伝えしきれない部分もあったかと思います。しかしながら、常寂光寺へと足を運び、まだ知らない魅力を自分の目で確かめて見るのも新しい旅の楽しみ方ではないでしょうか。自分だけの発見をしに、常寂光寺へと足を運んでみてはいかがでしょうか。