
円山公園は、八坂神社の東側にひろがる京都で最も古い公園になります。この公園が出来たのは、今から130年程前になります。明治時代までは、八坂神社の境内にこの公園がありました。さて歴史とも関わりがありそうな、円山公園の魅力や歴史についてみていくとしましょう。
円山公園の歴史とは
祇園のシダレザクラと言えば円山公園

円山公園内の銅像
円山公園には、坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像があります。公園の東側に建てられています。坂本龍馬も中岡慎太郎も、幕末の頃の土佐藩士でした。この銅像は1936年(昭和11年)に京都の高知県人の有志によって作られました。円山公園を散策しながら、有名な二人の銅像を探してみてはいかがですか。 [hr][/hr]円山公園音楽堂
円山公園内には、1927年(昭和2年)に作られた音楽堂があります。約2,500人を収容できる野外の施設となっています。毎年京都市が主催している、「円山コンサート」には国内外からたくさんのアーティストが参加しています。1日目はフォークコンサート「京の旅人again」が行われ、2日目にはカントリードリームが行われます。ちなみに2019年(令和元年)は10/12(土)と10/13(日)で、 杉田二郎さんの呼びかけで、ばんばひろふみさんや、もんたよしのりさん、中村あゆみさんなどその他多数のアーティストが出演する予定です。また、最近では音楽などの文化事業だけでなく、フリーマーケットやテレビドラマのロケ地としても使われています。国内外の大切な客人をもてなしたとされる迎賓館で一休みしてみては?
京都市有形文化財として指定されている「長楽館カフェ」は、ぜひ訪れていただきたいカフェになります。この長楽館が建てられたのは、今から100年も前の話です。現在まで長い時間その場所で歴史の移り変わりを見てきた建物になります。ここを建てたとされるのが、煙草王とも呼ばれていた実業家の村井吉兵衛氏になります。長楽館は、元々この方の別邸宅と国内外からの大事な方をもてなす迎賓館として使われてきました。日本の歴史の中でも有名な伊藤博文や大隈重信の出入りがあったとも言い伝えられています。この迎賓館の中でお茶を頂く事が出来るのは、本館の1階になります。迎賓の間は、アフタヌーンティーの為だけのラウンジとなっており、なんとも華やかかつ気品あふれる空間になっています。上を見上げると、立派なシャンデリアがあり、まるでお城に来たような気分に感じる事でしょう。空間が素晴らしいのはもちろんですが、デザートが芸術と言える程、美しい作品になっています。本当に食べてしまっていいのか迷ってしまう事でしょう。その美しさに、食べる事を忘れて見入ってしまいます。そして、その美しさはデザートだけではなくドリンクにも素敵なおもてなしがあります。なんとコーヒーなどのティースプーンの上には、薔薇の形をしたクリームが乗っており、混ぜるのを考えてしまうでしょう。ぜひ円山公園を訪れた際は、歴史的にも貴重な空間で、優雅なお茶を楽しんでみてはいかでしょうか?[hr][/hr]出典:デザートカフェ長楽館 – ぐるなび
円山公園へのアクセス方法

円山公園の詳細
■住所〒605-0071 京都府京都市東山区円山町他
■時間
年中無休
■駐車場
円山公園には地下駐車場があります。入口は八坂神社の北側にあります。料金は30分毎に250円になり、営業時間は24時間です。収容台数は、普通車が134台になっています。
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まとめ円山公園に訪れる際は、桜のシーズンがおすすめです。その他にも芸術的な空間を作り出すカフェなど、円山公園の周りには知られていない魅力も多くあるはずです。ぜひ大事な方と一緒に、その魅力を探しながら楽しい旅にしてみてはいかかでしょうか?